生業の記事 (1/4)

ラジオに出演しました。

テレビのロケを一年間やって身に着いた、というか必然的にそうせざるを得なかった結果の特技、というほどでもないけど、テクニックが、ぼくに加わった。
収録中にいろいろと今の話をしながら、頭の中では次に何を話すか考える、という技だ。

閑話休題、あるドラマーから聞いたネタ。
彼はずっと、ミュージックフェアーという土曜の夕方に塩野義が提供している長寿番組でドラムを担当していた。あの番組は30分だけど、収録は何本にもわたって行うそうで、その間出演するアーチストは、ロックもあればフォークも、そして演歌までと幅広い。
次々と曲調が変化する中で、一番大変なのはリズムをつかさどるドラムである。そんな要のドラムが、ついさっきまでドカドカとロックの音に合わせてたたいていて、次は演歌のスローなナンバーとなっても、どうしてもロックのときのリズムに引きずられタイミングが早くなってしまうというのだ。
そこで、その優秀なドラマーは、現在収録中の曲をたたきながら、ヘッドホンではずっと次に演奏する曲を聞く、という荒業で、リズムやテンポが前の曲につられることをしのいできた、というのである。
本当に、スゴイプロフェッショナルな話だなあと感動した。
そして、なるほど、とも思った。

そこで冒頭のテーマに戻るわけだが、そのドラマーの仕事ぶりを参考にし自分も、テレビの収録中には、リアルタイムにいろいろと話している最中に、次に何を話すのか頭の中で考えるという技を体得した。
普段そんな習慣がないので気づかないけど、やってみると意外とできるもの。
具体的に言えば、今、かつ丼の歴史について話している、その話をしながら、次にかつ丼の味についてあれこれこういう風に話そうと頭の中では考える、という感じ。

ところで先日、コミュニティFM局のラジオ番組に呼んでいただき収録をした。全部で三本録ったのだけど、そのうち二本は日本語、そしてもう一本は全編英語のみの放送だ。相手は同じでバイリンガルのDJ。彼が持っている日本語の番組と英語の番組にゲストで呼ばれた体である。

日本語の収録は、前に説明したように、今しゃべりながら次に何をしゃべるか考える手法で、かなりスムーズにこなすことができた。ところが問題なのは英語。今しゃべりながら次に何を話すか考えるのは同じ。
でもね。それを自分の貧困な英語力できちんと説明できるかまで見極めなければならない。
大変だ、時間が足りない。

食の話とか一通りして、音楽も好き、みたいな展開になって、好きなジャズミュージシャンは誰ですか、との質問が突然来た。なんでジャズ限定なんだ、そして次はおそらく、そのアーチストのどこがファンなの、と来るに違いないと予想。とすれば、単純に名前だけではなくそのアーチストの魅力も英語で伝えなければならない。

個人的にはジョン・コルトレーンが好きなのだけと、安易に答えて魅力も英語で語れるのか。あ、コルトレーンって、英語ではコールトレンと発音するんだったかな、うしゃー、こりゃだめだ。で、次に、あまり考えず、口からついて出たのがビル・エヴァンス。案の定、魅力はと聞かれ、白人らしい厳格さ、正確さみたいなことを言ったか。
およそジャズミュージシャンら対する賛辞ではないよなあ・・・。
うー、後悔しきり。

リーダーズ・グルメ

さて、もう一つ連載のご案内です(恐縮です)。

ある食事会で隣り合わせた男性が新進気鋭の会計士さんで、その方を中心としたグループにて、経営者向け情報に特化したウェブサイトを運営されてるのですね。
で、隣り同士自己紹介とかしながら、グルメのことを書いたりしてます等、そんなことを話していると、突然、うちのウェブサイトに連載をしていただけませんか、というご依頼。なんとも光栄なお話しで、お引き受けをすることになりました。

経営者の方に向けた情報サイトなので、お声をかけていただいた先生からは、そんな方々が参考になるようなお店がベターですね。というご希望でした。で、ここからは自分の企画なのですが、それなら、従来のようにお店や料理を紹介するだけではなく、そのお店の経営者からもお話を伺ってしまおう。つまり、レストランとして優れ、なおかつ経営的な観点からも興味を持っていただける、そんな二刀流のグルメ記事を目指そうと考えました。

まずは、株式会社ひらまつ。
東証一部上場の高級レストラングループ。そして一年前に、社長が平松シェフから、長らく各店で支配人を続けてこられた陣内さんに代わり、まさに第一回にふさわしい店を取り上げることができたかなと思っています。

リーダーズ・グルメ第一回
株式会社ひらまつ

※なお、このサイトは登録制ですが、メアドを登録するだけで閲覧できます。

ニッポン食堂遺産

こんな連載、始まりました。
ニッポン食堂遺産

昨年一年間やらせていただいたBSフジの「ニッポン百年食堂」、
そのスピンオフ企画みたいな感じです。
テレビで語れなかった、語ったけど編集時にカットされた(笑)未収録場面とか、
そればかりではなく、旅情感をたっぷり含みつつ、文章で百年食堂を伝えています。

写真は、実際に撮影された映像からキャプチャーしたもので、それはフジと扶桑社の関係で
うまくやっていただきました。
コンパクトにまとめたわりに、中身は濃い連載かなと思ってます。
よろしくお願いいたします。

なお、本家といいますか「ニッポン百年食堂」の再放送が、早くも始まりました。
そんな時間枠があるなら新作をロケさせてほしいなあと思うところですが(笑、
今度は土曜の昼12時~(もちろんBSフジです)。
今までと違って、料理人さんとかもご覧いただけているようで、
銀座の有名な焼鳥店店主からも、観たよーとお声をかけていただきました。
観忘れてた、もう一度観てやろうか、など、土曜の昼にお時間の許す方は、
チャンネルを合わせてみてください。

テスト ワンツー

日曜深夜のテレビ朝日、なんだかすごいマニアックな音楽番組がある。関西弁のジャニーズの人と古田新太が司会を務め、毎回、音楽やコンサート制作の裏側というか、プロフェッショナルな部分に焦点を当て、観たい知りたい聴きたいコアな音楽ファンの好奇心を満たしてくれる。
例えば、どんなにパフュームの踊りがすごいかをダンスや映像の専門家を交えて解説したり、関西弁がなぜソウルフルな音楽に合うかを紐解くために、ウルフルズに、ざたまさしの「関白宣言」を関西弁で歌わせたりといった具合だ。
ひな壇というか、ゲストに単発で呼ばれたタレントが、これって本当に地上波?と疑問を呈するぐらいである。

昨晩、視聴者からの質問に回答しますという特集をやっていて、ステージ上スピーカーの音響調整のときに、なせ「ワン、ツー」「ワン、ツー」というのか、なるものがあった。
ぼくもイベントの仕事をやり始めたころ、ステージの音響調整をするスタッフが、設置されたそれぞれのマイクに向かってテスト・ワンツーワンツーというのが不思議で、速攻質問をした記憶がある。

すると、ワンの「ン」という無声音とツーの「ツ」という破擦音に合わせて、マイクのハウリングなどを調整するため、という明快な回答。昨晩の番組でも、同じ意味のことを解説していた。加えて、「本日は晴天なり」となぜいうのかについては、It's a fine day today.のイッツのツがほしくてこれを言うのだが、日本では単純に和訳されてしまったらしい。

そういえば以前、フランス語圏であるスイスのジュネーブでイベントの仕事をしたとき、現地の音響チームが日本やアメリカと同様にマイクの調整をしていた。なんとなく聞くともなく耳にしていたら、彼らは、「テスト、アン、ドゥ」と言っていたのだった。

ハワイの旅行ガイド、書きました

文春オンラインという、文芸春秋社が発信する総合的なウェブサイトに、ハワイの旅行ガイドを書きました。二回目のハワイとの位置づけで、ハワイでどこに行くかについてはサブのテーマとし、どう動くかという点に最大のスポットを当てて書いてみました。現地でレンタカーに乗らないという縛りです。

実はハワイに50回以上行ってるのですが、初回からレンタカーに乗っていて、オアフ島なら地図を使わずしてほぼ全島の主要な道路を熟知しているのですね。でも、レンタカーを使わないガイドを書きたくて、ここ数回はクルマを借りずに移動する、をテーマに現地でも動いてきました。すべて実体験です。
(なお、各記事のタイトルは編集部作成です)

第一回
2回目のハワイは「ハワイアン航空午前0時羽田発」に乗る

第二回
ハワイの移動手段、実は路線バスが正解!

第三回
時間を無駄にしない4泊6日の超具体的プランはこれ

第四回
ハワイのアウトレットは「ワイケレ」に行け。日本人向けサイズが豊富