2012年10月23日の記事 (1/1)

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ホシ子のパーティ

ぼくが大手の情報ポータルサイトで「大人の食べ歩き」というガイドをしていたとき、大げさではなく、週に1組~2組から、食事のお誘いがあった。
ホンの8年ほど前にもかかわらず、当時は、今のようにSNSで告知したらあっという間に席が埋まるような時代ではなく、特に女性は、ワリカンで構わないからちょっとしたイイ店に食事に行きたい!と思っても、なかなかそんな店に付き合ってくれる相手を探すことが難しかったんだろうなあと思う。

ところがぼくは、そういったお誘いを、すべて断っていた。今から思うと青かったなあと恥ずかしくなるが、店のレビューを書くという立場では気軽に受けるべきではない、と真面目に考えていた。また、ひとつを引き受ければ、ずっと参加しなければならなくなり、その面での公平性も保ちたいと思った。

なぜこうまでストイックだったのか、今にして振り返れば不思議だが、自分のページの画面上に、自分が推薦しない飲食店の広告がリンクされてたりすると、自分とは一切ありませんと、メルマガに書いて告知したりした。
(後でずいぶんイヤミを言われたが)

週一で配信していたメルマガに、「お誘いいただくのは光栄ですが一切お受けしません」と書き続けていたので、しだいに数は減っていた・・・、ちょうどそのころ、一通の大変興味深いメールが届いた。

食事のお誘いはお受けいただけないことは承知しておりますが、私の友人の誕生日のサプライズゲストとしてご登場いただき、私たちの前で講演をしていただけませんでしょうか。という文面。よく読むと、私たちの前で、といっても誕生日の方を含めて三人。

誕生日の友人を驚かせたいのでバースディの食事会に来てくれというオファー数はかなりにのぼるし、その理由はウレシイけど食事のお誘いには変わらないのでお断りをしていたが、講演依頼とは意表を突いてきた。しかも会場は、ぼくがそのサイトで紹介したことのある「美登里」という名の日本料理店。そして、驚かせたい女性もミドリさんというのだ。

考えたなあ。アイデアの秀逸さと熱意にすっかりやられてしまったぼくは、最初で最後の依頼を受けた。そして、そのときお目にかかった3名の女性は、日本が世界に誇る多国籍企業にて看板商品の開発に携わっておられる方々。当然ながら、皆さん聡明で、三者三様に個性的で、そして一様にチャーミングだった。なんと素晴らしい時間。こんな出会いもあるんだなあと感激の連続。ただ、やっぱりそれ以降もサイトに投稿している間は、お誘いを受けることはなかった。

そして8年が過ぎ・・・。
先週末、その三人のうちの一人、通称ホシ子の結婚披露宴にお招きをいただいた。
人はそれぞれ数奇な運命や想像つかない出会いがあるだろう。だけど、こんなステキで幸せなコトって、実際にあるのだろうか。

式は静岡県のオーベルジュで開催され、絶好の結婚式日和のなか、ウエディングドレスを着た新婦ホシ子が新郎を後ろに乗せてバイクで登場する場面から始まった。8年前のアノときと変わらない、工夫とアイデアと愛情がいっぱいに詰まったホシ子が主催するパーティ。そして、あのときのミドリさん、カオリさんと同じテーブル。

自分が食やレストランに詳しくてよかったなんて、ほとんど感じたことがないけど、やっぱり詳しくて心底よかった。
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