2012年10月29日の記事 (1/1)

ホテル阪急インターナショナル喫煙コーナー

最近、仕事の関係で大阪に行くことが多い。基本的に大阪はふるさとだし、20代後半まで過ごしたのでもちろん地理的にも迷うことはない。

梅田にある高級ホテル、ホテル阪急インターナショナルは、大阪駅を隔てて反対側のリッツカールトンにこそランクでは先を行かれた感じだが、それでも、阪急阪神第一ホテルグループの最高峰に君臨することには違いない。
過去にここでパーティなども企画したことがあったけど、なかなか立派な造りを誇るボールルームだったし、客室はそれ以上に豪華だったと記憶する。

さて、このホテルは、ときどき用を足す場所としても、ぼくのトイレマップに刻み込まれている。ここはロビーにトイレがなく一番近いのは2階だが、なんと2階のトイレがいまどきシャワー洗浄付きじゃないので、宴会フロアの4階まで一気にエレベーターで上がって、宴会ロビーの化粧室を借用する。

その日も4階を目指してエレベーターを降りた瞬間、異変に気づいた。宴会場フロアのロビーがムチャ煙いのだ。タバコメーカーの宴会でもあったのか、とギョッとする。

辺りを見回して状況が読め、さらに驚愕した。宴会場のロビー片隅に喫煙コーナーがあるのだ。しかも、煙を吸い込むための分煙機が置かれているだけで、煙を逃がすダクトもなければ隔離する壁もない。要するに、宴会場のロビーで、ご自由にタバコを吸ってください、状況なのである。

ぼくが知る限り、一流と言われるホテルでは、屋根のあるパブリックスペースはすべてタバコを吸うことができない。必ず、中庭など、外に誘導される。ホテルニューオータニで仕事をしたとき、タバコを外に吸いに行けといわれて、逆上して帰った客を目撃したが、それでもホテルマンは毅然としていた。それが一流なのだ。

ただ、こういった一流ホテルでも、日本の場合は、個々の宴会場内での喫煙は客の判断にゆだねられる。ゆえ、喫煙可のパーティにしたければ、主催者が自らの責任においてそう判断すればいいだけのこと。パブリックスペースにいる客にまで害が及ぶことはない。

ホテル阪急インターナショナルの場合、おそらく各宴会場内が禁煙となったゆえの措置とは思うが、それこそ本末転倒ではないだろうか。

最近、ほとんどオフィス内で禁煙を実施していて、喫煙者は決められた場所でタバコを吸う習慣ができてきた。立派なことだと思う。ただ、そんな環境からか、ランチタイムには、食堂でカタキのように何本もタバコを吸っている人たちをよく見かける。自分たちの身内ですら禁止になっていることを、赤の他人に対しては平気な感覚が不思議である。それこそ、天に唾を吐く行為かと、天を仰いでしまう。