2017年05月01日の記事 (1/1)

ウォーキング落語

運動をほとんどしないので、食べたものがすべて身に着く体質である。
いかん、とにかく体を動かしてカロリーを燃やし、できるだけ燃費の悪い状態を作らなくてはならない。
そんな思いから、俗にいうウォーキングを始めている。
実は今年に入ってからのスタートで、途中ひどく体調を崩した一時期と地方出張時以外は、てくてくてくてくと歩いている。
目標は1日90分。1時間だと少ない気がするし2時間も時間を取れないという単純な理由で1時間半と決めた。
といっても、あまり深く考えずに歩き出す。最初はかなりしんどかったし足も痛かったけど、なんとなく慣れてきてリズミカルにもなっている。

さて、ウォーキングする際なにか「お供」になるものはないかなと考えた。
音楽を聴きながらも、カッコいいし単純でいいのだが、それではあまり芸がない。
ゆえ、落語をききながら歩く名案を思い付いた。我ながら、これはいいと自画自賛。
かくいうぼくは、高校時代(転校した関係で一年間だけ)落語研究会で、上方落語の「七度狐」「宿屋仇」を高座で披露した経験もある。

Googleで「桂枝雀」とか検索しつつ、「お、今日は高津の富」とか題目を選んで、ニンマリしながら歩き出す。これはいい。絶好調。ゲラゲラ笑いながら歩いているオッサンは、かなり道行く人にとって異質の存在(笑)だろう。でも、こんな楽しいウォーキングはない。いやいや快適だぞ。

そんな密かな楽しみを知ったぼくが、気候もよくなった4月後半、ええ気持ちやなあと夜風に当たりながら外苑西通り青山三丁目の交差点を過ぎたあたりで、突然音が止まった。
お、あれ? スマホの画面を見るも、画面は止まって、なんだかずーっとくるくると回っている。お、もしや、これが、月額一定のダウンロードデータ限度をオーバーするというヤツなのか・・・。

ウォーキングを途中で中断し画面をいろいろと触ってみるものの、極端にすべての動きが鈍くなっている。そう、落語の動画だけならいいんだけど、フェGoogle検索とか地図とか、その他のあらゆる画面がまったく動かないに等しい。おいおい、どーなってくれるんだ。相当なストレスがぼくに押し寄せた。

せっかく思いついたウォーキング落語。この悦楽はあっという間に終りを告げた。
詳しい友人にその話をすると、いったん大笑いした後、そりゃそーだよ、動画は一番データ食うもん。だって。
その友人は、仕事も含めてスマホでの頻繁な画像データやり取りをするので、そのためだけにスマホを二台持っているという。

やっと5月1日になった。
月ごとに更新されるので、ぼくのスマホは、再び快適に動き始めた。
さて、ウォーキング落語、どーしたもんかなあ。