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2019年03月の記事 (1/1)

有働アナの真の実力

昨日深夜、シアトルマリナーズ イチロー選手の引退会見があった。
といっても、テレビ局の思惑通りに全くいかなかった。試合が延長して終わらず、その後も、球場でファンとイチローが別れを惜しみ、実際に会見が始まったのは12時前だった。

ぼくは、元NHKで北野高校出身の有働アナのファンで(というより、妻がさらに大ファンで)、
元NHKの親友が、有働アナのデビュー時、大阪の局で、まったくルールも知らない有働アナに一から野球を教えたその人である、みたいな親近感もひとしおなのだ。
ゆえ、基本的に日テレは観ない主義だが、有働さんにキャスターが代わった23時~のニュースだけは、その時家にいたらチャンネルを合わせることが多い。

昨晩もたまたま家にいたので(笑、4番にチャンネルを合わせた。
有働アナは、メジャーリーグで同僚だった長谷川さんを解説に迎え、イチローの最後の雄姿、そして引退会見を生中継すべく準備は万全のようだった。
局の制作も、試合が終了し会見が始まるちょうどいいタイミングでニュースが始まるとの目論見で、東京ドームにおける局の優位性も含んで、勝ちを確信していただろう。ところが試合が長引き、なかなか会見が始まらない。

なんといっても、すごいなあと久しぶりに慄いたのは、有働さんのツナギだ。
番組スタートから会見が始まるまで、一時間弱。彼女の経験と能力、感性だけで番組を進行していた。
CMがあけるたび、もう間もなく会見が始まるような呼び込みが何度も繰り返されつつ、始まらなくて内心いらつく視聴者を退屈させないために、有働さんは、記憶にある知識を総動員し、解説の長谷川さんが答えやすいような質問を次々に発して、会見までの時間をつなぎ続けた。その間、テーマや質問が重なったりかぶったりすることは一度もなかった。
タイミングを外したくなかったのか、その間、天気予報以外に別のニュースが入ることはなかった。

番組制作スタッフのスキルは、まー低い。会見で時間が埋まると高をくくっていたのか、その間に挿入する映像やウェブ上のつぶやきなどもチープなものばかり。それをカバーするかのように、有働さんは言葉のみで視聴者に語り続けた。

改めて確信した。すごい能力だ。野球が得意分野だったということもあるけど、日本の女子アナであれができるのは、有働さんだけだろう。日テレは、有働アナをニュースに起用して、昨晩が一番助かったのではないだろうか。

にもかかわらず、やっと会見が始まったとたん、何の予告もなく有働さんの話の途中で番組は切れ、大量のCMが流れる。まるで有働さんが尺を間違えたかのような終わり方だった。
当日のプログラム上のことは何も知らないので、CMあけに再び有働さんの雄姿(イチローではなく 笑)がみられるか思いきや、くだらないバラエティが突如始まった。番組が中断して申し訳ないとのテロップぐらい出るかなとも思ったがそれもない。

有働アナは、番組を突然切られて、大きく舌打ちしたに違いない。
ここまで、何の台本も構成もなくつないできた彼女の努力は、泡と消えた。