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ラーメンがゆがんでいる。

先日夜、出かける前に時計代わりにつけていたテレビで、「60歳、どん底ラーメン店主の店を建て直す」みたいなタイトルの番組をやっていた。今回だけではないと思うけど、松岡修造をメインMCに配し、ガンバレ、ガンバレ系の熱血バラエティである。

ま、ある程度のやらせや誇張は、こういった「お涙チョーダイ」系にはつきもので、そのヘンも含めて素直に受け止めればいいんだけど、それにしてもラーメンに対する向き方がゆがんでる。

まず、60歳のどん底店主が、新たに自分の店で「豚骨魚介」を出したい、という。全く他流試合などやってこなかった風の60歳店主にとって、だいたい「豚骨魚介」って何? みたいに、本来はチンプンカンプンだと思うんだけど・・・。

で、ラーメン評論家?の石神氏が登場。30軒の「豚骨魚介」の名店をメモした紙を渡し、まずはウマイと言われる名店を食べ歩いて研鑽を積みなさい、と指導する。本来なら食べ歩いた後「ああ、豚骨魚介をうちでも出したい」となるのが筋(笑。ま、それはいいとして、店主は1週間店を閉め、推薦の店を食べ歩きながら新しいスープを作り、リニューアルするというのだった。

まず、他店を食べ歩いて研究することなど過去になかったであろう60歳店主にとって、石神氏の店名のメモだけを見てどうやって店の場所を知るのかと、ぼくの頭は「?」。にもかかわらず、カメラは、それらの店にどんどんと入っては食べ(店主に質問しメモを取り)を繰り返す60歳店主を映し、3日でメモのうちの25軒を食べたとする。

ヘン すぎない?
どの店も超人気店、おそらくは大行列のはずだろう。でも店の戸を開ける場面ではいずれの店も列がない。営業時間内に行っているとは思えない展開。

その後もおかしなシーンは連発するが詳細は省略。で、何度か新しいスープが完成するたび石神氏が登場して試食(石神氏も案外ヒマのようだ)。石神氏は、これでは普通にウマイだけなので、この店ならではの特徴が欲しいとアドバイス。するとその後、60歳店主は干し貝柱を入れるとのアイデアを披露。

えっ。そりゃ中国料理のスープに干し貝柱を使うのは確実においしいし常套手段だけど、かつ、むちゃくちゃ上等でもあるのだ。このラーメン、いったい幾らで売るつもりなんだろうか。

1週間後のリニューアル前夜にやっと石神氏からウマイとお墨付きをもらう。で、翌日になると、看板や暖簾は架け替えられ、油ギトギトだった厨房や店内はピッカピカになり、メニュー表示も全て新しい。あれっ、いつの間にこんなに変わってしまったの? テレビはその言い訳をするかのごとく、リニューアルするのに幾らぐらいかかり、それは当初の60歳店主の予算範囲内に納まったと、仰々しく数字のテロップを出す。

ここまで視聴者をバカにした、ラーメンに真剣に向き合っている人を欺く展開もないかと思うんだけど、ぼくの視点がゆがんでるのかなあ。
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