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鳩山首相退陣に思う

鳩山首相が小沢幹事長を道連れに、現在の職を引く決意を演説で述べた。極めて完璧な原稿で、例えに上げた鳥の名前を間違えたといって同じところに戻って再び繰り返すという、まるでテープレコーダーの様な不自然さもあったが、小沢幹事長もご一緒に辞めてくださいと訴えた、とのくだりは迫力があったなあ。

道連れ退陣については、同じようなケースで、ぼくに少し思い当たるケースがある。
ぼくが松下電器(現Panasonic)をクライアントに仕事をしていることは、さまざまな場面で書いてきた。ゆえに、あの巨大な会社の人事も気になるし、そういったトップの方々がイベント冒頭でしゃべる原稿の草案を作ったりすることもあった。

松下電器は、いい意味でも悪い意味でも松下家の会社である。松下幸之助が創業し、娘婿である松下正治氏が長く影響力を持ち続けた。Panasonicの役員となるメンバーは、その前に松下家と会食をするのが通例との話も、まことしやかに語られていた。

さて、10数年以上も前のコトだが、営業本部長時代から存じ上げていた森下洋一氏が社長に就任。関西学院大学の文科系出身社長で、関西私大の出身としてそれだけでも親近感があるし、営業本部長時代にぼくの書いた草案をベースにしてご挨拶をしてくださったこともある。

その後森下社長は、松下電器の経営の悪化を理由に社長を辞任。ただ辞任の際、当時確か名誉会長だった幸之助創業者の娘婿である松下正治氏や、当時副社長だった正治氏の息子も共に辞任するよう求め、森下元社長は松下家と心中したとも言われた。

結果、次を引き継いだ中村社長は、「破壊と創造」を旗頭に、今まで表立っては手をつけにくかったリストラに着手し、組織や組織名を大幅に変更(例えば「カーエレクトロニクス」と呼称したいかにも松下電器っぽい部門が「オートモーティブシステムズ」に変わった)。資本や人を集中投下し、プラズマテレビ・デジカメ・ノートパソコンなどのヒット商品を生み出してV字回復に成功。そしてついに、現在の大坪社長は、社名から松下の2文字を降ろし、Panasonicとした。

ある意味、ずっと先の民主党を見据え、自分のポジションや夢や主張を志半ばで収める代わりに小沢氏を辞めさせた鳩山首相。親指を立てたくなるほどの達成感もあったのだろう。

このPanasonicの例のように、今後の劇的な回復があれはこそ大成功といえるのだが。
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