オーディナリィ2

先日、THOMASというトロント出身のカナダ人と話す機会があって、香港でぼくが体験したオーデナリィ?というフェリーの価格設定について聞いてみた。わざわざカナダ人に聞いたのは、お国柄的に、British英語とAmerican英語の双方を理解するであろうと想像したからである。あまり信憑性はないが、カナダは文字で表記するのはBritishEnglish、会話はAmericanEnglishらしい(アメリカのテレビ番組を普通にカナダで見ていることが大いに影響しているという)。

でもトーマスは、日本語で表記するところの二等客室を、香港ではオーディナリィと呼ぶなんて初めて聞いたという。一等をデラックスというのも、かなりの違和感らしい。ぼくは、シニア料金とお願いして、オーディナリィ? と言われ、普通料金と勘違いした笑い話をすると、「ぼくもそう思うかもしれない」のだそうだ。

トーマス曰く、「香港だから、ぼくら世代は知らない、相当古いBritishEnglishを使っているのだろう。もしくは、船舶専門の言葉でぼくが知らないだけかもね」とのこと。

その話の流れでトーマスは、カナダという国がエリザベス女王を崇拝しながらも、どんどんとアメリカ寄りになっていくいびつな状況をしばらく語っていたんだけど、突然、「日本は天皇のことをなぜ英語でエンペラーと言うのか」と、問うてきた。

ぼくたちはなんの疑問もなくエンペラーという言葉を使ってきたけど、トーマスによると、エンペラーとは、シーザーやナポレオンのように実力で最高の地位を得た人に対する称号。日本の天皇のように、血筋によって脈々と脈々と引き継がれる地位ならば、キングというべきじゃないのかと。

ぼくは適当に、アジアだからじゃないの?と答えると、すぐさま「じゃ、タイはどうなの」と切り替えされた。

実際に調べてみると、かなりいろいろなことが分かるし、解説をしているサイトもいくつかあったが、ここは、トーマスの意見のみに留めておこう。ただし、キングとせずエンペラーにしたのは「誤訳」である、というのは大勢を占める意見だった。