ベンザ?

かなり前だがある方のブログで、洋式トイレの便座の話題が出ていた。少し引用してみると・・・、

「自分をバッチリとレストランでエスコートしてくれる男性。その男性の後にトイレに入ったとして、便座が上がったままだと、正直な気持ち、がっかりする。なんというか、人が見てないところではエスコートしてくれない、みたいな。」

この話がキッカケ、というワケではなくずっと以前から、ぼくは、家庭でもパブリックの男女兼用のトイレでも、用を足した後は必ず便座を下げるようクセをつけている(もしくは小用でも座る)。それでも自分が出た後に女性が入ったりすると、忘れたんじゃないかとハッとするが、そうならないためにも習慣が大切だと考えている。

これまた古い話題。西麻布に「真」という鮨店があって、オープン当初訪れた際、「真」の化粧室の便座はセンサーがヒトを感知して上下する画期的なものだった(最近でこそ多くの飲食店に見られるが、当時はかなり目新しかった)。

ぼくは、手を使って食べることもあるお鮨屋さんとして、直接便座に触らなくてもいい便器を採用したことをコラムで絶賛したところ、すしフリークの面々から、「そんなところに金をかけるなら、鮨の値段を下げろ」と総スカンをくらってしまった。

なぜこんな便座の前フリをしたか、といえば、先ごろフランスを旅した際、トイレに便座が付いておらず、相当驚いたのである。いろいろ調べたり聞いたりしたところ、ヨーロッパでは比較的珍しいことではないようだが・・・。

その便座なしトイレの場所とは高速道路のサービスエリア。ガソリンスダンドに併設された機能的で清潔なコンビニの奥にあり、比較的大きなスペース。そこにあった自動販売機でオニオンスープを飲んだら非常においしく、さすがフランスや とか感心していたところ同時に少しもよおしてきたのだった。

もちろんそこのトイレも清潔で広く美しく、用を足すにも絶好な感じ。で、個室に入るとなんだか変。いわゆる白く光っている洋式トイレの便器があるだけで、便座がないのだ。いろいろな角度から検証してみたが、結局存在しない。

ま、故障かなと思いつつ、隣の個室へ。
やっぱりない?。その隣りも隣りも、空いている個室は全部見たが 
ナイ。

ううむ。ないのか。
考えてみれば、男性用の個室ゆえ目的は大きい方だけなわけで、便座の上げ下げという手間は基本的には行わない。極めて合理的ではあるよな。

でもどうやってするの? 直接便器に腰をかけるのかなあ・・・。それはどうも抵抗があるし、結局便意も萎えてトイレを出た。

後で聞くと、中腰のままいたすとの意見があった。であれば、和式と同じか、もしくは和式より辛い体勢ってこと?
ちなみに女性のトイレには便座は付いているとの報告あり。であれば、便座の付いたトイレと付かないトイレの二種類作るほうがコスト高になるのでは、という気もする。

こんな状況では、西洋にウォシュレットが導入されるのも相当先になるだろう。