旅行の記事 (2/2)

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オーディナリィ?

昨日の続きで、香港での出来事。

母を気遣って香港ではフェリーを多く利用したことは昨日書いた。
また、ある時点から母にはシニア料金の適用があることを知り、それを利用しない手はない! と、発券窓口に母を連れて何度か足を運んだ。

ピア5、中環~長州島行き乗り場。ここでも母へのシニア対応があるだろうと、窓口の女性に母の分として「シニア一枚」と告げた。
すると、彼女は「Ordinary?」と聞いてきた。

オーディナリィ・・・。「普通」という意味だったっけ?
ということは、母も普通料金だと言ってるのかな。

「NO SENIOR」と繰り返す。

「Okey I know」と彼女は言いつつも、再び「Ordinary」と。

だめか・・・。
今日は祭日(たまたまその日は香港の祭日)だから、シニア料金の適用はないのか(香港は日祭日だと交通機関の料金が変わるものがある)、もしくは母が65歳以上ではないと疑っているのか。

「お母さんが65歳以上じゃないと疑っているみたいやで」と母に言うと若干ウレシそうだが、こっちは運賃が半額になるかどうかのせめぎ合いなのだ。

そうこう押し問答しているうちに、埒があかないと思ったのか、乗船チケットとお釣りが手渡された。交渉不成立かなとお釣りを確認すると、なんとシニア扱いになっている。

いいような腑に落ちないような、微妙な感じで乗船。窓際の好位置に席を確保後、帰りのフェリーの時間を確認しようと船内にあるであろう時刻表を探した。

すると。
その時刻表には料金も掲載されていて、そこには「Ordinary料金」と「Deluxe料金」との2種類が明記されていた。なるほど、Ordinaryとは普通席、いわゆる二等客室のことなんだ、と大納得。確かに締め切ったドアから冷気があふれ出ている入口があってそこがDeluxeの様子。Ordinaryには冷房がない。というか、まだ冷房が必要なほど暑くはなかったのでOrdinaryで充分だったけど。

戻って母に、Ordinaryって二等客室の意味だよと告げると、親戚のオバサンには息子は英語がペラペラやねんと、ありもしない自慢をするくせに、「あんたの英語もまだまだやな」だと。ま、65歳以下に見られなかった事実が確定し、内心悔しかったんだなとは思ったが。



香港に行ってきた。

ゴールデンウイークが多忙で連続で休みが取れなかったゆえ、先週、母を連れて香港に行ってきた。母の人生の節目、いわゆる○寿の祝いのつもり。

海外に小旅行をしようと今年の正月あたりから話を持ちかけていて、香港、台北、北京、上海、韓国、でどこがいい? と聞くと、随分迷いつつも「どこでもいいよ」と言うので、じゃ台北かな(安価でもあり 笑)と、なんとなく決めていた。でも改めてシツコク聞くと、韓流ドラマ好きの母は韓国って言うかと思いきや、韓国料理は好きではないのでダメとのこと。上海は混んでるようだし北京はあまり興味がないし、台北は行ったことがあるし、と、結局香港がいいと言う。

一番高いよ・・・・、と内心苦笑しつつもさっそく手配。
いつもならネットでエアーもホテルも手配するところ、全く時間がないので仕事でも懇意にしている旅行社に一任。スゴク頑張ってくれて、ベストなプランがまとまった。

で、香港は正解だったな。
街がコンパクト、交通網が発達している、もちろん料理が比較的アッサリしていて母の口にも合う。しかも今回は、香港通の友人のススメでフェリーを多用。これが実にアタリで、地下鉄は激混みだし、バスやタクシーで市中を引き回す(笑)と、その乱暴な運転にヘトヘトだ。反面、フェリーは天候によっては多少揺れもするが概ね良好。20分とか45分とか、母をフェリーに乗せている間は、母はもちろんぼくも十分に休息がとれるのだった。

そして、皆さんがお年寄りに優しい。地下鉄の車内でも、何度も母は席を譲られていた。そんなときの若者のハニカミや素直さがとても好印象。

だが、なによりも、地下鉄、バス、トラム、何度も乗船したフェリー、そしてコンビニでも使える、「オクトパスカード(Suicaみたいな非接触のマネーカード)」が、とても便利だった。日本も、東京や大阪などの大都市でマネーカードは発達してきているが、その便利さは比較にならない。

乗り物、特に香港名物の二階建てトラムに乗る場合(安いし市内観光にはもってこい)などは、小銭が不要(異国の小銭は単位や大きさが分かりにくく、数日間の滞在ではとても使いにくい)、地下鉄でも毎度母の分までキップを買う必要がない。コンビニにて金額を広東語で言われても理解不能だが、カードをかざすことで即座に解決し母でも買い物が簡単、等々。

でも、旅行途中で大変なことに気がづいた。
当初、ぼくと同じように同じ金額で「オクトパスカード」を買って母に渡していたが、65歳以上はシニア料金の設定があり、カードの色も異なるということが分かったのだ・・・。

気づいた後、母の分はシニア料金で現金を使うケースが何度かあったが、IDを見せろといった細かいことを言う窓口はいずれもなく、「ワン・シニア」といえば笑顔で対応してくれた。そんなところも、お年寄りに対する優しさがあふれている土地柄だなあと感じた。
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